ルイジ作品上演記録                            連絡先
 『サマー42』  平成24年3月25日
私はルイジの踊りを教えられない。
それは私がまだ学んでいる最中だから。
ルイジの踊りは奥が深いから、とても教えることなどできない。
でも、一緒に学ぶことならできる。
20代の半ばから後半の頃、私はルイジの踊りが踊れると思っていた。
だけど全然わかっていなかった。

3.11が起きた時、私は少しづつルイジの踊りを再び学び始めた。
自分には遠くて関係ないものだと思っていた『フェアウェオ・フォー・ラブ』、
自分が踊るとは到底考えられない『サマー42』や、
生きているうちに二度と踊ることはないだろうと思っていた『エポールマン』が
とても身近なものになりはじめた。
1983年の時より今の方が自由な気持ちで踊れる。

こんな大袈裟なもの、とても無理だと思っていた『マジック・バード』も
『サテン・ドール』や『Sing, Sing, Sing』と同じくらい気張らずに
踊れるナンバーになった。

今初めてルイジの踊りを楽しんで踊れるようになった。
ここまでくるのに30年かかってしまったけれど、日本舞踊として踊るルイジ流
日本舞踊も、伊藤道郎の孫弟子なのだという意識を持つことでより
すごくおもしろくなってきた。

ダルクローズから伊藤道郎を経てルイジへ。
チェケッティからロシアバレエを経てルイジへ。
アフリカとアイルランドの混合タップダンスからルイジへ。
ルイジを経て私たちが学べることは、ダンスの歴史そのもの。
だから、ルイジ流の日本舞踊を踊ると、ちょうど世界をひとまわりしたのと同じこと。

そんな素敵な踊りを楽しんで踊れる今の日々を嬉しく思う。

マリカ   平成24年4月4日
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