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マリカ・メソードで上達       ルイジの言葉


文責:マリカ     受講者の声    私はトロい 言語 落ちこぼれ考
今聞いたこと、わかりましたか?
これは笑い話ではない。
日常茶飯事に起きる本当のこと。
「さあ、右から2歩前へどうぞ」
と言っているのに、左から出してしまう人がいる。
2歩と言っているのに、3歩行ってしまう人がいる。
平気で斜めに進む人もいる、前と言っているのに。
言葉が通じていない。
話された内容が、耳で聞こえているのに、音が聞こえているだけで内容が脳に到達していない。
ジャパン・ダンス・アートまで駅から来られたのだから、簡単な踊りの指示が理解できないはずはない。
しかし、実際には聞こえていても、聞こえていないのと同じ場合が多々ある。
「足を回すことをロンデジャンブといいます。さあ、足を回しますよ、いいですね、足ですよ、どうぞ」
と言っても、腕を回してしまう人がいる。
「足だけ回して下さい。腕は回しませんよ、さあ、もう一度挑戦して下さい、どうぞ」
と言ってやり直してもらうと、今、なぜ自分がやり直しをしなければいけなかったか忘れてしまったかのごとく、
また腕を回してしまうことがある。
それも、一人ではない。
何人も何人も。
腕は回さないで下さい、回すのは脚ですよ、いいですね、と言っているのに、腕を回してしまう。
言葉が聞こえていても、意味が通じても、その内容が脳を通して身体に指令が行かないので、
聞いたことと別なことをしてしまう。
出だしはただ踏むだけと言っても、跳びながら始めてしまう人がいる。
跳んで下さいなんて言っていないのに。
だから、見てすぐに、聞いてすぐに動けるようになるマリカ・メソードのお稽古が必要になる。
なぜ、きれいな人はますますきれいになるのか?

筋肉を使い続けることで、身体は美しくつくられる。
座っている時、自転車をこいでいる時、寝転がって本を読んでいる時、テレビで映画を見ている時、
映画館や劇場の中でだって、お風呂の湯船の中でも、眠っている時以外は、いつでも筋肉を使い続けられる。
お風呂の湯船の中ではリラックスして湯船の底に座ったりしないで、三本指で体重を浮かす、
そうすることで
腕と腹筋が鍛えられる。
これを書いている今も、腹筋運動をしながらキーボードを叩いている。
ちなみに、腹筋を使わずに、全部内臓を下に落としてしまうことだってできるけれど、
それをすると誰かさんと同じ身体になってしまうから
私は胃を引き上げておこう。
これをはじめると、自転車をこいでいる時も、腹筋を引き上げているから、全身が鍛えられる。
以前、ものすごい太った人が自転車に乗っているのを見て、どうして、この人は自転車に乗っているのに
こんなに太っているのだろうと思ったけれど、自転車にただ乗るだけではだめなのだ、
意識して使わないと決してたるみはなくならない。
太っている人は、筋肉を使うということへの意識が大変低いから、
腹筋を使わず、むしろお腹を突き出すことで楽をしている。
その結果、加速度的にすべてが下へ下がり、お腹が出る。
太っている人にこの点を指摘して直してあげようとすると、むっとして、よけいなお世話ですと言い返してくる。
ご指摘ありがとう、どうやればいいのか教えて下さいとは言わない。
美しくなるための情報を遮断しているから、ますます美しさから遠ざかる。
少し直すだけで、2キロや3キロすぐに落とせる方法を教えてあげられるのに。
だから、正しい身体の使い方が本当に必要な人はダンスのお稽古場へ行かないから、
もっと太ってしまい、反対に、自分の身体をもっときれいにしたいと思っている人だけがダンス教室へ来るから、
もともときれいだった人は、ますますきれいに研ぎ澄まされた身体になってしまう。
したがって、かっこいい人と、みっともない人の差は開くことはあっても、永遠に縮まらない。
頻度

1回目のお稽古は病院でいうと初診だから、前半でその人の全般的な症状というか傾向を見る。
後半は最も必要とされる部分に集中する。
2回目はなるべく間を短くして受講すると、効果が高い。
もし10回受講するなら、10週間でするのではなく、10日でやることをお勧めする。
同じ10回でも、同じ量が学べるわけではない。
10日で受講する人は、10週間かける人の10倍くらいの情報収集量がある。
どうしてかというと、忘れる量が少ないから、どんどん蓄積されていく。
初期の頃は回数を多くして、慣れて来たら間をあけても問題ない。
上達しない人の共通した原因は、最初の核となる基礎の集中した構築期間がないということ。
たまにしかやらない。
数か月に1,2回、パラパラと。
やらなかったことと同じくらいんに無駄。
だからマリカ・メソードは最初だけでも集中して来れる人にしか勧めない。
ほんのたまにでも、たった数回の受講が非常に効果的に吸収されるのは、その受講者のレベルがとても高い場合。
こういう人は、すでに基礎があるから、ほんの一言聞いたことでも、一回見ただけのことでも、1回受講した内容のことでも、全部吸収するから、1回でも十分。
つまり、上級者が受ける1回というのは、初心者には10回または100回くらいの内容。
マリカ・メソードでは、受講者が完全にできた時点でないと次へ進まないから、上達の速度はひとえにその人の精神的、時間的な集中力に凝縮される。
脳からの指令

そのリズムが頭では分かっている。
口でそのリズムを刻むことができる。
でも、手で叩くと違うリズムを叩いてしまう。
耳で聞いても、同じ音を手で叩けない。
ある人は5回、ある人は20回、ある人は50回くらい試行錯誤をした後、なんとかまぐれで叩けるようになる。
今度は何度もやって、そのリズムを技として定着させる。
それから、同じリズムを足でやってみる。
手で叩けるリズムなのに、足でやると間違えてしまう。
何度も繰り返して、やっと、頭で理解したリズムを、口で言って、手でも叩けて、足でも踏めるようになる。
そうなるまでにかかる時間は、一気にやってしまうとなんとかそのお稽古時間のうちにできる。
それを何回にも分けて毎週やったりすると、何週間かけてもなかなかできない。
1回に集中して、できるまで時間をかけてやってしまうと、後が本当に楽になる。
できるまでやってしまっていないのに間を空けるから、永遠にできるようにならない。
ティーンエイジャーの頃、社交ダンス教室に通っていた。
1回の練習が30分、これを何年も通ったけれど、なかなかできるようにならなくて、回数は行ったけれど、
なぜか、他のダンスのように上手くいかない。
どうしてだろうと思ったけれど、これでもか、これでもかと、集中して同じことを何度もやらないお稽古の
仕方だったからだろうと想像する。
30分しかない練習時間の中で、ルンバが3回くらい流れる、もっとやろうとしても、ワルツとか、フォックス・
トロットとか、違うものになってしまう。
ひとつのことをつきつめて、ちゃんとできるまでやらないで、できないまま、マンボになったり、ジャイブを
やったりしていたから、どれも中途半端。
今考えると、上手にさせないように、どんどん違う曲を流して、別のことをさせていたのかもしれない。
でも、リードされているから、踊らせてもらっている気持ちになっているだけで、本当には踊れていない。
いわゆる町の社交ダンス教室ではなく、集中的にひとつづつの技を学んでいたら、
社交ダンスももっと上達していたかもしれない。
数年間で通算何十回だか何百回だか通った社交ダンスの練習より、今はもう亡くなってしまった
ある先生についてほんの数回数時間づつ受けた時の社交の練習の方が、はるかに自分の実になった。
最初からこの先生についていればよかったのだけれど、高校生の頃はまだ、そのような偉い先生に
個人で直接教えていただくなど考えてもいなかったから、結局、靖国通りにある、有閑マダム相手の
間違った場所で数年を費やしてしまった。
だから、自分が教えるようになった時、一番大切にしていることが、集中して叩きこむということ。
脳からの指令を、これでもか、これでもかと何度もしつこく叩きこむ。
身体に覚えさせる、定着させる、慣れさせる、忘れないようにさせる、必要な時にいつでもできるようにさせる、
これをすると、今まで使われていなかった脳の細胞が使われることで、どんどん活性化される、つまり
頭が良くなり、身体が若くなるのだと思う。
だから、どんな動きでも、すぐにできるようになると、明るく、生き生きしていて、魅力的になるのだろう。
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